北原白秋

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北原白秋

北原白秋(1885年 - 1942年)[編集]

きたはら はくしゅう。日本の詩人、童謡作家、歌人。本名は隆吉。

出典の確かなもの[編集]

  • このはいつか来た道
    ああ そうだよ あかしやの花が咲いてる
    『この道』第一連
  • の降る夜は たのしいペチカペチカ
    燃えろよ お話しましょ
    むかしむかしよ 燃えろよペチカ
    『ペチカ』第一連
  • 待ちぼうけ 待ちぼうけ ある日せっせと 野良かせぎ そこへが 飛んで出て ころり ころげた 木のねっこ
    待ちぼうけ 待ちぼうけ しめたこれから 寝て待とか 待てば獲ものは 駈けて来る 兔ぶつかれ 木のねっこ
    待ちぼうけ 待ちぼうけ 昨日鍬とり 畑仕事 今日は頬づえ 日向ぼこ うまい伐り株 木のねっこ
    『待ちぼうけ』第1~3連
    韓非子』守株待兔に基づく。
  • に真っ赤なのいろ。
    玻璃に真っ赤なの色。
    なんでこの身が悲しかろ。
    空に真っ赤な雲のいろ。
    「空に真っ赤な」『邪宗門』

帰せられるもの[編集]

  • な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る
  • 君かへす朝の敷石さくさくと林檎の香のごとくふれ


  • 水馬(あめんぼ)赤いなあいうえお 浮藻に小エビも泳いでる
    柿の木栗の木かきくけこ キツツキこつこつ枯れけやき
    大角豆(ささげ)に酢をかけさしすせそ その魚浅瀬で刺しました
    立ちましょ喇叭(らっぱ)でたちつてと トテトテタッタと飛び立った
    蛞蝓(なめくじ)のろのろなにぬねの 納戸にぬめってなにねばる
    鳩ポッポほろほろはひふへほ 日向のお部屋にゃ笛を吹く
    まいまいネジまきまみむめも の実落ちても見もしまい
    ゆで栗やいゆえよ 山田に灯のつくよいの家
    雷鳥は寒かろらりるれろ 蓮花が咲いたら瑠璃の鳥
    わいわいわっしょいわゐうゑを 植木屋井戸がえお祭りだ
    「あいうえおの歌」